東亜医学協会会員店 |
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2005年11月 子宮脱 |
53歳 女性 |
161cm、53kg。
尿色透明、便秘あり。
人よりトイレが近い気がするが、余り気にはならない。
ただ、体に合ったスラックスなどをはくと陰部がすれるようで
下がっている気がする。
漢方薬で良くなるものならとのご相談。
子宮脱である。
食後胃の部分ではなくお腹がぷっくらと膨らむそうで、
胃下垂もある。
膣、子宮頚部を支えている靭帯や筋肉(骨盤底筋)が緩み
子宮が正常な位置を保てなくなり膣口から脱出する加齢と共に
誰でもなる可能性はあり、ことに経産婦にはありがちなことをお話して
先ず、骨盤体操をされることをお奨めした。
子宮が膣外に出て不正性器出血を伴ったり、歩きにくいというようなことまではないそうだ。
状態としてはそれほど深刻ではないこと、毎日生活の中で下腹部を引き締めることだけでも
回復が早ことをお話して漢方治療を始めた。
初回
患部で心臓腑病陰証3合 黄耆建中湯を選薬。
1ヵ月後
不思議なこと本人は言われるが、2kgほど痩せ身体が軽くなったようだとのこと。
お話を聴くと、気が付くと体操を繰り返していたそうだ。
毎日の適度な運動で基礎代謝も上がり、症状の改善とダイエットにつながったと思われます。
心臓腑病陰証5合
2ヵ月後
心臓腑病陰証7合
6ヶ月
心臓腑病陰証9合
9ヶ月
心臓腑病陰証10合
2ヶ月間漢方薬を予防の為に続け、その後廃薬となりました。
周りの人たちにも全体にすっきりして肌もきれいになったと褒められそうだ。
骨盤体操を大変熱心にされたことが とても短時間で症状の完治へとつながったと考えられる。
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患者さんが服用した漢方薬(9ヶ月間)
予防の為に
体質や病状で漢方薬の種類・服用量が一人一人変わります。
ご予算の目安にしてなさって下さい。 |
(※東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。) |
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