東亜医学協会会員店 |
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2006年 非特異性精巣上体炎と慢性膀胱炎(尿道炎)を併発 |
46歳 男性 |
45歳男性。165cm、65kg。顔色は浅黒く、汗かきで寝汗もかく。二便は普通。
足の冷えは感じる。口渇有り。
2年程前に、副睾丸炎と診断された。その後特に気になる症状はなくそのままの状態だったが、
下腹部の違和感感じるようになった。殊に、寒い日に膀胱炎のような症状になる。
病院で抗生物質をもらったが、効果はなかった。
現在の症状、問診の結果より副睾丸炎でも
大腸菌、肺炎桿菌、変形菌などによりおこり感染経路は尿道、前立腺などから精管を通じて
逆行性に感染することが多い非特異性精巣上体炎ではないかと思われる。
近年、若年層にも発症が見られ、お問合せも大変多い疾病である。
この方の場合は急性より移行し慢性化しつつある非特異性精巣上体炎に
膀胱炎(尿道炎)を伴ったもの思われる。
西洋医学は病名を決定し、治療方法を決定するが、
東洋医学(漢方薬)はその方の全体を診て、症状を表しているものを
排除していくので、症状が顕れて、内服が早ければ、早いほど慢性化もしにくく、漢薬の量も少なくしていける。
初回6月○日
下腹部の炎症ををとるために・・・竜胆瀉肝湯
下腹部のオ血と睾丸の腫脹と抵抗痛を軽減し上半身のほてりと下半身の冷えを改善する。・・甲字湯
1ヵ月後
あまり改善は感じられないとのこと。冷房と水分摂取に注意し同様に内服。
3ヵ月後
改善が感じられるようになる。
4ヵ月後
しっかり改善するまで取り組んでいく気になったとのこと、改善が自覚できてきた。
6ヵ月後
かなり改善した。ただ、冷え込みのひどい日には、症状が戻るときもある。
8ヶ月後
気になる症状がなくなった。
10ヶ月後
少しご無理されての血流の低下が見られるようだが、自覚的には悪化は感じていおいでにならないようである。
現在も完治を目指して内服をされている。
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患者さんが服用した漢方薬○
竜胆瀉肝湯
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下腹部の炎症ををとるために |
1月分 |
8100円 |
甲字湯 |
下半身の血流改善に
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1月分 |
6300円 |
体質や病状で漢方薬の種類・服用量が一人一人変わります。
ご予算の目安にしてなさって下さい。
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(※東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。) |
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