東亜医学協会会員店 |
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2006年 膀胱頚部硬化症を伴う前立腺炎 |
50歳 男性 |
レーザー内視鏡手術を受ける。そのときの病名は頚部硬化症で、膀胱頚部の硬化部位と尿道出口付近の前立腺を切除し、その後排尿の苦痛はなくなった。しかし、3,4ヶ月後、疲れたり、運動をすると下腹部が痛みを感じた。
身長168cm、体重58kg、色白、寒がり、二便普通、眠りは浅い。
ヘルニア、メニエール氏病の病歴がある。手術時に前立腺内にポリープもあることがわかった。
病院の見解では炎症が残っているためで器質性の疾患ではないかとのこでした。
近年、この病態で悩んでおいでになる方は大変多く若い方は20代からでも発病してる。
また無菌性、初めから慢性という方が多いようである。
東洋医学的には気血の滞りという捉え方をし
残念ながら 手術というのは対処療法で、根本療法ではないので
病状が手術前の状態に戻りつつあるということ、また
ホルモンバランス、欧米化された食事(高カロリー・高脂肪)などの食養生の大切さもお伝えする。
初回 局部で
肝臓腑病陰証 1合3+ 竜胆瀉肝湯・・・・・前立腺付近の炎症がとる。
肝経絡病陽証 3合3+ 甲字湯加麻杏ヨク甘湯 ・・・・血流を改善しポリープをとる。
1ヵ月後
腎臓腑病陰証 2合3+
肝経絡病陽証 5合+3
食養生、内服大変几帳面に守られ、改善されておられます。
2ヵ月後
腎臓腑病陰証 3合3+
肝経絡病陽証 7合+2
少し改善が体感できるようになる。
3ヵ月後
腎臓腑病陰証 4合3+
肝経絡病陽証 7合+2
4ヵ月後
腎臓腑病陰証 5合2+
肝経絡病陽証 7.5合+2
下腹部の不快感を感じずに入れる日が多くなった。
9ヶ月後
腎臓腑病陰証 8合1+
肝経絡病陽証 8.5合1+
現在も服薬されています。
頚部硬化症のほとんどは西洋医学では抗生物質の投与で対応しますが、
慢性の場合、無菌性の炎症が多いようです。
ですから、ほとんど効果が見られず「治ることはない」と諦めておられるようです。
原因も特定できないため、身体全体の状態を見ながら自己治癒力を上げていく
漢方治療での治癒例が多いのです。
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患者さんが服用した漢方薬(1か月分)
竜胆瀉肝湯 |
前立腺付近の炎症がとる |
1ヶ月分 |
7560円 |
甲字湯加麻杏ヨク甘湯 |
血流を改善しポリープをとる |
1ヶ月分 |
12075円 |
体質や病状で漢方薬の種類・服用量が一人一人変わります。
ご予算の目安にしてなさって下さい。 |
(※東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。) |
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